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お知らせ

ニューヨークで行われた「NPT再検討会議・国際行動デー」に参加してきました!
2015年06月29日
ニューヨークで行われた「NPT再検討会議・国際行動デー」に参加してきました!
2015年06月29日

NPT再検討会議・国際行動デー in NY 参加報告

 

参加報告者   みのり薬局 菅井香波

 

4月26日から5月22日にかけて国連本部で行われたNPT再検討会議に合わせて、核廃絶のアピールをするために世界各国からニューヨークに約8000人が集結しました。

私たち民医連職員は日本原水協代表団として参加し、日ごろ各地で集めている原水爆禁止へのアピール署名を持ってニューヨークへ旅立ちました。

私たちは滞在中もニューヨークの街頭で署名運動を行い、拙い英語で核廃絶の必要性を訴えました。なかなか立ち止まってくれる人はいませんし、中には核は必要だという人もいましたしが、笑顔で署名をくださる方や、折り鶴のプレゼントに喜んでくださる方もいて、やりがいを感じることができました。

国際行動デーには、ユニオンスクエアという広場から国連本部前まで約3kmの道のりを行進しました。参加者は日本・アメリカの他イギリスフランスなど世界各国の平和団体・環境保護団体などでした。「No war, No nukes」と声を上げ、歌を歌ったり署名をもらったりしながら、ニューヨークの街を練り歩きました。沿道の方々も温かく見守ってくださり、原水爆被害のパンフレットを興味深そうに読んでくださる方もいました。まだまだアメリカでは原水爆の被害は知られていないのです。

                図2           DSC00738

行進の後には署名の引き渡しが行われ、計6,336,205筆の署名が、NPT再検討会議議長タウス・フェルーキ氏と国連軍縮上級担当のアンゲラ・ケイン氏に引き渡されました。会場にはブロックで作られたメッセージ入りの原爆ドームや、憲法9条の英訳文をパッチワークのようにして作った大きなキルトも飾られました。

                 DSC00761           図1

 27日の夜には、原水協代表団が全員集合し、「ともに核兵器のない世界の地平を開こう」と題した国際シンポジウムが開催されました。パネリストは、過去のNPT再検討会議の議長や、核廃絶に積極的な国々で構成されるアジェンダ連合に参加しているメキシコの軍縮担当の方など4名。元国連上級代表のセルジオ・ドゥアルテさんは、受け取った署名を国連本部の一室にタワーのように積み上げて皆が見られるようにしたと明かし、私たちはそれを見ようと楽しみにしていましたが、残念ながらすでに「署名タワー」は見られなくなっていました。しかしパネリストの皆さんの私たちへの激励の言葉や各国での取り組みの報告によって、多くの参加者が勇気づけられました。

                  図3            DSC00790

本年のNPT再検討会議は、残念ながら最終文書を採択することができず、決裂という結果に終わりました。

本会議の傍聴に参加したメンバーは、「私たちのほうがよっぽど盛り上がっている雰囲気だ」と語り、会議の難航している様子と、日本の煮え切らない発言の様子を伝えてくれました。日本の報道では、日本が中立の立場であることは大きく伝えず、広島・長崎訪問の文言が中国の反対によって削除されたということばかりが伝えられています。

                       図4                          DSC00839

報道によってではなく、実際に現地に行ってたくさんのことを知り、感じ取ってこれたことは大変大きな経験となりましたし、実際報道の仕方によって受け取る側の印象を変えているのだということがよくわかりました。これからも、積極的に外へ出向きながら知識を蓄え、自分で経験したことを、周りの人に伝えていきたいと思います。